金属はなぜさびるのか

地球の空気は21%の酸素を含んでおり、ほとんどの金属は大気中の酸素と結びついた酸化物として自然界に存在します。このため金属加工をした後、そのままでは大気中の酸素と再び結合し酸化してしまいます。この酸化が錆という現象です。錆を制することは金属業界の永遠のテーマです。

気化防錆剤ってなんだろう

気化性防錆剤は、ナフタリンように常温でゆるやかに気化し、その気体が金属表面にムラなく吸着され、防錆被膜を形成します。


環境保全に貢献するのはなぜ

気化性防錆剤は、一般のグリースや防錆油とは異なり、塗布や油ふき取りの工程が不要で、特に溶剤洗浄やアルカリ洗浄などの後処理がいらないため、汚染物質が出ず環境への負担を低減します。


ノックダウン輸出に真価を発揮

昼夜の温度差による結露など、悪条件を数多くクリアしなければ海上輸送による輸出用の防錆対策に真価を発揮します。包装を解けばすぐに使用でき、自動車や機械などのノックダウン輸出に多く採用されています。