日本の高度成長期であった1963年に大和化成グループは、「ひとの真似をしない」ことを信条としてスタートしました。商社である大和化成株式会社と、研究と製造のメーカー機能を持つ株式会社大和化成研究所を両輪としたグループ企業です。
まだ誰もやっていないこと、世の中にないものを共に連携して創りだし、人に喜んでもらいたい。創業者奥濱良明の想いであり、創業以来変わらない大和化成グループの理念です。私たちは、それを「三創の精神（草創・独創・共創）」という言葉で表しています。

大和化成グループは、科学の中でも合成化学とそれを応用した金属表面処理の二点を基盤に発展させてきました。「めっき」「防錆」「合成化学」という手がける企業の少ないニッチな3分野に開発テーマを絞り込み、自らの力でどこにも負けない技術力を培ってきました。
その代表的な製品の一つが気化性防錆剤。油を塗らずに金属の錆を防ぐ画期的な防錆剤で、大手製紙メーカーなどの包装資材関連企業をはじめ、国内外で多くのお客様に活用していただいています。
めっき薬品の分野では約20年前、実用化は不可能と言われていた、猛毒のシアン化合物を含まないノンシアンめっき薬剤の開発・製品化に成功しました。私たちの技術は省エネや環境汚染対策にも役立っており、金属化学の世界で最先端かつトップレベルであると自負しています。

現在、科学技術の急激な進歩により、表面処理技術も大きく進化しています。 先進機器に求められる技術は何か、次世代の素材とは…先の先を読んでいくには若い感性が必要です。 皆さんの斬新な視点、発想力で考えていただきたい。 例えば、表面処理をする素材も金属からフィルム、プラスチック、繊維などへと広がっています。 スピード感をもって市場の動きを読み、「三創の精神」で、社会を変える製品を提供していきましょう。 もっと素晴らしい明日のために、未来を拓く夢と好奇心に満ち溢れた皆さんの参画をお待ちしています。

大和化成グループ代表