奥濱語録

Daiwa kasei Philosophy
大和化成グループを創業した奥濱良明が、年次大会や研究発表会など様々な場面で、社員に向けて語った言葉を集めました。PHILOSOPHY(フィロソフィ)とは「哲学」こと。奥濱語録は社員たちに伝える、奥濱が実践を通して得た人生哲学であり、企業の行動理念です。

創業者・奥濱良明について

まだ誰もやっていないこと、世の中にないものを開発し、人に喜んでもらいたい。 日本の高度経済成長期から今日まで、時代の先を読み、金属表面処理、合成化学、食品基材の手がける企業の少ないニッチな分野にテーマを絞り込み、独創的な技術や製品を次々と開発してきた、大和化成グループの創業者・奥濱良明についてご紹介します。

大和化成グループが創業した1960年代は、自動車や鉄鋼産業、電子工業の勃興期でした。 奥濱は、当時非常に高価であった気化性防錆剤に着目。 最初に鋼板などを包むために開発した気化性防錆紙は、適用の容易さと経済性から産業界に普及しました。 また、カラーテレビの時代を先取りし、すぐにダメになるチャンネルの切り替え部分の改良に取り組み、電子機器の回線結合のキーとなるめっき浴の開発に着手。 1975年にスズ・はんだ電気めっき用液を自社開発。猛毒であるシアンを使わない「ノンシアン銀めっき液」も20年以上の歳月をかけて開発しました。 研究者であり企業家であった奥濱のモノづくりの基本は、「困っていることを見つける先見の明」と「失敗を恐れずチャレンジする」こと。 その精神はこれからも受け継がれていきます。